デンマークに本社のある製薬世界大手のNovo Nordiskは、2013年度年次報告書を発表した。同社は2004年より財務、社会、環境をすべてカバーする統合報告書を作成。今回の統合報告書では、自社の活動だけでなく、業界全体をとりまくイシューやステークホルダーの関心事にもページを割き、世界で高まっている糖尿病への関心、医療機関に対する信頼性の問題、肥満を病気としてみるか否かの社会的問題などに対する同社の考えや取組も紹介している。
統合報告書の様式についてはまだデファクトスタンダードがないのが現状。その中、Novo Nordiskは複数のガイドラインをカバー。IFRS, International Integrated Reporting Councilのフレームワーク, AA1000, UNグローバル・コンパクトリード, 米SOX法, ISAE3000, デンマーク政府推奨のコーポレートガバナンスガイドラインに準拠する形式をとった。
統合報告書の中に記載されている社会面、環境面での成果は、
【社会面】
- 糖尿病ケア製品が必要な患者2430万人に商品提供。(2012年は2280万人)
- 2013年度中に3700人の雇用を創出。
- 年に1度の全社調査で、同社の企業方針の支持が上昇。
【環境面】(下記は前年度との比較)
- 二酸化炭素の排出量が2%増加。
- 水消費量が2%増加。
- エネルギー消費量が6%増加。
同報告書は同社ホームページにてPDFファイルで公開されている。
【レポート】Novo Nordisk Annual Report 2013
【企業サイト】Novo Nordisk
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