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【アメリカ】Monadnock Paper Millsの長期的なサステナビリティへの取組

アメリカ・ニューハンプシャー州の印刷・製紙会社Monadnock Paper Millsは、「サステナビリティ・プログレス・レポート」の2013年版を発表した。Monadnock Paper Millsは創業より200年間、家族経営を貫いてきている老舗企業だ。従業員は200人と中規模だが、顧客にはアメリカの有名企業が名を連ねる。その背景には、Monadnock Paper Millsのユニークな製品方針がある。欧米ではサステナビリティの一環として、事業活動に使う素材一つ一つに気を配る状況下にある。Monadnock Paper Millsは顧客ニーズに応え、ひとつひとつの印刷素材がどのような環境認証やサステナビリティ認証を取得しているかを瞬時にわかるようにし、その認証ごとに素材検索ができるようにもなっている。Monadnock Paper Millsは環境配慮型印刷・製紙会社なのだ。

本レポートは、Monadnock Paper Millsがサステナビリティ対策の成果についてまとめている。

・100%の電力を再生可能エネルギーから調達(昨年は30%)
・消費電力の半分を企業保有の水力発電で調達
・電力使用量を7%削減(目標は昨対2%削減)
・二酸化炭素排出量を15%削減(目標は昨対2%削減)
・カーボンニュートラル紙使用率100%
・水消費量を16%削減(目標は昨対2%削減)
・固形廃棄物を6%削減(目標は昨対5%削減)

Monadnock Paper Millsの消費電力量、二酸化炭素排出量、水消費量、固形廃棄物削減量の目標は年間2%とあまり高くないようにみえる。しかし、Monadnock Paper Millsはこの目標を40年間維持しており、これまで削減総量は非常に大きい。

Monadnock Paper Mills

「サステナビリティレポート」やCSRというと大手企業を想起する人は多い。しかし、Monadnock Paper Millsのように、非上場の家族経営企業でも真剣に取り組んでいる企業は欧米では少なくない。Monadnock Paper Millsは財務関連のアニューアルレポートは公表していないが、サステナビリティレポートはHP上で誰もが見られる形にしている。企業の大小を問わず、サステナビリティは企業の未来戦略を検討する上で欠かせない要素だ。

【企業サイト】Monadnock Paper Mills

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