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【アメリカ】国連、NGO、ユニリーバが女性用トイレの現状について警鐘

2013年11月19日、「世界トイレの日」を祝う国連のイベントにおいて、国連水供給衛生協調会議、国際開発機関WaterAid、オランダとイギリスに本拠を置く消費財メーカーのユニリーバが共同で"We can't wait"というレポートを発表。世界の女性用トイレの現状について警鐘を鳴らした。

レポートによると、世界の3分の1の女性は安全なトイレが使用できないため恥ずかしい思いや、疾病、暴行に巻き込まれるリスクに苛まれており、さらに5億人以上の女性が屋外トイレしか利用できない状況下にある。レポートでは、さらに、先進国および途上国の政府はともに、世界の女性のトイレ環境を改善するため、財政的、教育的な支援を拡大するよう呼びかけた。

World Toilet Day

今回のイベントは、世界の衛星問題に対して、国連、NGO、企業セクターが協同して開催した初めての事例となった。Chris Williams水供給衛生協調会議エグゼクティブディレクターとBarbara Frost WaterAid代表が、トイレ事情の深刻な状況と世界の連帯を呼びかけるとともに、ユニリーバを代表した参加したJean-Laurent Ingles家事用品担当副社長は、産業界が保有するノウハウを結集することで、ビジネスを拡大するとともに、世界のトイレ事情も改善できると話し、ビジネスセクターのアクションを求めた。これまで、「公的」とされてきた領域に、ビジネスセクターが大きく関与する状況が近年増加している。ユニリーバはこのイベントを主催することで、世界の衛生管理の産業界の盟主としてのブランドを築こうとしている。レポートの中でも記載されているように、グローバルイシューを解決していくためには、公的機関と企業の連携が欠かせない。ユニリーバ―の事例は、企業が「企業の社会的責任(CSR)」を意識するだけでなく、自ら社会的なミッションを先導していく一つの事例としてとらえることができる。

【レポート詳細(PDF)】?‘We Can’t Wait’ Report

【「世界トイレの日」サイト】World Toilet Day

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